タイで就職するとなると「派遣会社への登録」がスタート地点となります。ルルも派遣会社への登録で現在の会社を紹介してもらいました。派遣会社ですが、タイでは1社だけではなく複数社に登録するのが一般的となっており、ルルも5社に登録して就職活動を行いました。
最初に派遣会社へ登録し、タイ語と英語のテストを受けます。その後、希望の内容と担当者に伝えマッチした求人についてはメールや電話で連絡が来るといった仕組みです。
ルルは事務職、BTSあるいはMRTで通える範囲、5万バーツからといった条件でエントリーしました。これはタイの就職のオーソドックスなところです。
ただしタイはBTS・MRT通勤圏内となると商社や出先(オフィスあるいは営業所)がほとんどであり、名だたる大手で特に製造メーカーは郊外の工場地帯での勤務となっています。男性は圧倒的に工場地帯への勤務地求人が多いです。
ルルの希望に沿った求人が各派遣会社から連絡が来たわけですが、中には同じ企業についても紹介がありました。
仮にF社とします。派遣会社B社と派遣会社C社からF社の求人が来たのですが、ルルは最初ルールを知らずに両方に「応募したいです」と返事をしました。結論から言うと、これは非常にまずい例です。
例えば先に派遣会社Bから連絡が来て応募の返事を出したら、後で連絡が来た派遣会社Cには「実は違う派遣会社から同じ求人の案内が来たので応募したいと返事をしたのですが、こちらでも応募するのは問題ないのでしょうか?」と確認する必要があったわけです。
ルルの場合どうなったかというと、C社の担当者からお叱りを受けました。トホホ。
C社の担当者から後日電話で「先日ご案内したF社はすでに応募されているとお聞きしたのですが、間違いありありませんか?こうした状況だと、ご紹介が難しくなってしまいますよ」と。
さらにタイの派遣会社のスタッフはネットワークがあり、みんな知り合いといっても過言ではなく気軽に情報交換もしているとの話です。