現地採用として採用通知が届く

語学学校での勉強、就職活動を無事終え採用通知が届いたルル。ここまでたどりつくのに1年かかりました。ようやく学生の身分から社会人へとステップアップです。
ルルの就職活動は、日系企業を中心に行いました。派遣会社からの紹介だったわけですが、紹介されたのはすべて日系企業です。結果はというと、ルルの実力では決して入れないであろう、誰もが知る大手企業に入社しました。
日本の両親たちは企業名を聞いてビックリしていました。それもそのはずです。
さてルルの実力から程遠い日系大手企業に就職が決まった理由ですが、それは「現地採用枠」だったことと「タイ語のスキル」に大きな関わりがあります。
現地採用については現地の採用で基本的に転勤はありません。待遇もタイ現地の企業向けとなっており、いわゆる駐在員のような運転手付、豪華プール付マンションの家賃タダ、手厚い保障制度とは無縁の世界です。ルルもBTSで通っていますし、住居はお給料から自腹となっています。
現地採用の通知ですが、幸いなことに早々に返事をいただくことができました。ルルが受けた企業は全部で7社ほどですが、そのうち3社は不採用、3社は返事すら来ず…といった状況でした。後者の3社についてはお断りメールも一切なく、なしのつぶて状態に呆然としたルルですが、タイの日系企業でもこれはよくあるパターンだそうです。採用通知をいただいてから再度会社に伺い、詳細条件や出勤日などの話あいをしました。
ルルの会社は郊外に工場があります。「場合によっては工場勤務でも大丈夫ですか?」と聞かれましたが、BTSで通える範囲で(今のオフィス)ということは譲れない条件であることを告げました。
またビザについても手配をすすめてくれるとのころで、パスポートを預けてきました。こうして3日後には出勤、晴れてタイで社会人デビューを果たしたわけです。
現在27歳のルルは将来どうするか?はまだ未定です。もちろん結婚もしたいのですが、30歳位までは今の会社でがんばってみようと思っています。
ルルの現地採用までの道のり、みなさんにとってぜひ参考になれば光栄です。