ビザ取得の色々

日本人がタイに滞在する場合、ノンビザで滞在できるのは最大30日となっています。(2014年12月現在)
観光でタイを訪れる分には十分な日数ですが、留学や就職など実際にタイに住む人にとっては、この期間では到底足りません。また就職の際は就労ビザが必要となり、多くの場合会社でビザを取得することとなります。
タイで就職となると駐在員採用か現地採用のいずれかです。まず9割以上が現地採用となります。駐在員採用の場合、日本あるいは他の海外ベースでの採用になり待遇面も異なってきます。
日系企業については駐在員の場合、日本ベースでの採用になるので会社側が日本の保険からタイの保険、ビザ対応などありとあらゆる面をサポートしてくれます。
またタイの現地採用でもっとも多いのが、日系企業の現地採用です。名だたる大手企業についても現地採用を実施しています。現地採用については現地のルールとなっており、駐在員とは対応が全く異なります。
給料は現地価格で5万バーツから多くても10万バーツ程度です。その他タイの保険や日本語通訳対応の病院での治療を受けることができます。
そしてビザの件も気になるところかと思います。ビザですが会社側がワークパミットを支給し、滞在ビザとあわせて取得してくれます。ワークパミットは働くための許可証で滞在ビザは別物となります。両方を取得して、初めて就職するための環境が成り立つわけです。
ワークパミットが出るまで最初はノンビザあるいは観光ビザで働くといった人も少なくありません。
ノンビザで入国し、30日になったらラオスやマレーシア、カンボジアに観光ビザを取りに行くといった方法もあります。
ノンビザは実質無料ですが、観光ビザ取得となるとビザ代やビザ取得のための交通費などさまざまなものがかかります。通常就職が決まった場合、これらの経費も会社が負担してくれるところが多いのですが、中には交通費は自費でお願いしますといったところもあり、日本のように恵まれた対応とはいえないケースも多々あります。